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【レポート】(7/15)京都移住茶論~京都移住計画メンバーと食べる「さらえるキッチン」~を開催しました!

2018.08.20

お知らせ



1ヶ月ほど前になりますが,7月15日(日)、京都移住を応援する団体「京都移住計画」が定期開催している交流イベント「京都移住茶論」が行われました。
まずは会場となったGroving Base(グロービングベース)の御紹介。地下鉄五条駅から徒歩5分、下京図書館の少し北にあるシェアオフィスです。
個室スペースを借りてしっかりと拠点を定めて働くも良し、コワーキング・スペースを一時的に借りていつもの仕事場とは気分を変えて仕事をするも良し。様々な働き方に対応した場所となっています。



京都市内にはこうしたシェアオフィス、コワーキング・スペースが多数あります。
4月に開設した以下のサイトで順次情報を更新していきますので、興味のある方は是非のぞいてみてください!

GoWorkin’ KYOTO
http://tunagum.com/goworkin-kyoto/

京都移住茶論は毎回こうした面白い会場を使っているのも特徴です。



続いて様々なバックグラウンドを持つ京都移住計画メンバーのリレートーク。
移住計画の面々もみんな京都市外からの移住者です。

トップバッターは京都移住計画代表の田村さん。
東京からUターンし、現在は右京区・嵐山にお住まいです。
市外の皆さんにとっては嵐山と言えば観光地、そして先日の豪雨災害のイメージが強いかと思いますが、それはほんの狭い範囲。少し行けば落ち着いた住宅地で、豪雨の影響もほとんどなかったそうです。同じ桂川沿いでも少し南の松尾の辺りはファミリー世帯向けののんびりした雰囲気だとか。
京都はメディアに取り上げられることが多いのですが、どうしても狭い範囲のイメージで語られがちな部分もあります。

京都暮らしに興味を持った方は、「実際のところどうなの?」「こういう暮らしは出来る?」などなど御遠慮なくお尋ねください!(このページの右上のお問合せフォームからご質問を送信できます。)
本気で移住をお考えの方は短期滞在してみるというのも一つの手です。旅行では分からない色々なことが見えてきて面白いですよ。田村さんは今では町内会の組長も務めているそうです。
袋小路の町内なので、見知らぬ人が入って来ない顔見知りだけの世界でとても心地よいとのこと。町内のほとんどが高齢者世帯だそうですが、まるで孫に接するように皆さん良くしてくださるそうです。
京都人はイケズで怖い…というイメージを持たれがちですが、思い切って飛び込んでみると案外こうして受け入れてもらえることも多いものです。



続いてラジオパーソナリティーの木村さん。
千葉県から移住して4年目だそうです。
木村さんは京都に移住するに当たって、観光の情報はあふれているのに暮らしの情報があまり見当たらず苦労なさったとのこと。
その経験もあって暮らしの情報を発信する仕事に携わりたいと、北区・上京区のコミュニティFM放送「RADIO MIX KYOTO」の立ち上げに参加されたそうです。市外にお住いの方もパソコンやスマートフォンから視聴出来ますので、京都の地元情報に興味のある方はぜひお聞きください!

RADIO MIX KYOTO
http://radiomix.kyoto/

上京区は歴史が古く京都の濃い部分がぎゅっと凝縮されているところ。対して北区は比較的新しい区で、大学も多く若い人が多いので、色々と新しい試みを行っている印象だそうです。
両区とも古い寺社が多いのですが、境内でラジオ体操が行われていたり、地元の人たちだけの素朴で厳かな神楽が行われていたりと、観光だけでは分からない魅力を紹介してくださいました。


3人目は副代表の田中さん。
滋賀・大阪から京都に移住し9年目。
契約更新のタイミングで転居するスタイルで、市内でも様々な区に住んだ経験をお持ちです。
現在は中京区の中心部にお住まいですが、シェアハウスなので街中でも案外安く住めるそうです。
これまで暮らしてきた経験で言うと、左京区はサブカルチャー、ラーメンのイメージが強いかと思いますが、子育て世代にもお勧めの住みやすい区。

上京区・北区は歴史が深いまちで、ゆっくり住みつつ生活を整えていくのに良いかなとのこと。堀川通の東西でだいぶ印象が違い、西の方は一層歴史を色濃く感じるとのことでした。
中京区は色々なお店があって飲み歩きが楽しいとのこと。コンパクトなまちなので終電を気にしなくていいというのも魅力だとか。
色々な区に住んでみたうえでもやはり最強のお勧めスポットは鴨川だそうです。季節によってもエリアによっても全く違う魅力があるとのこと。

市外の方には三条~四条間の川床があってカップルが等間隔で座っているイメージが強いと思いますが、北の方に行けば大人も子どもものんびりできる憩いの場・鴨川デルタや、枝垂桜の名所・半木の道などもありますよ!
このようにエリアによって様々な特色があるのも京都市の魅力です。平坦で自転車でも移動しやすいまちなので、移住なさった後もいろいろなまちを見て回って多彩さ奥深さを感じていただきたいところです。



4人目はこの「住むなら京都」の移住相談員でもある川中さん。
嘱託員として週3回京都市役所に勤務する一方で、調理師専門学校でキャリアプランニングの講師をしたり、市内の大学で留学生の就職支援を行ったりと、お仕事関係の相談の経験が豊富です。大阪から京都に移住して2年目。奥様とお子さんとともに北区にお住まいです。

北区の魅力は美味しいパン屋さんが多いことだとか。こちらのページでも紹介していますが、実は京都は意外とパン食文化なのです。
休日はお子さんと一緒に自転車でパン屋さんを巡り、「きょうと子育て応援パスポート」を使って府立植物園でのんびり過ごすのが楽しみだとか。

また、車で15分程度で京都の奥座敷・大原にも行くことが出来、まちなかとはまた違った京都を味わえるのも魅力だそうです。
京都はまちなかを移動しやすいだけでなく、車でしばらく行けば自然豊かな北部山間地域です。まちなかに住んでお休みの日には自然の中で癒されに行くのも良いですし、逆に田舎暮らしをしつつお買い物はまちなかで、という生活も可能です。
一つの都市で様々なライフスタイルが可能というのも京都の魅力の一つかと思います。



5人目は京都府の移住コンシェルジュの並河さん。
並河さんは京都市のお隣、亀岡市のお住まいです。
京都市へのアクセスも良く住みやすいまちで、水が美味しいのが自慢だとか。人口9万人弱で、程よく知り合いで程よく他人という距離感がちょうど良いそうです。
亀岡市民は古里への誇りと自虐が入り交じった「亀人(かめじん)」という独特のアイデンティティを持っているそうで、この4月には亀岡の人々を題材にしたその名も「かめじん」という映画を製作したそうです。なんと並河さんはこの映画の主演を務められています!

映画「かめじん」
http://www.youtube.com/watch?v=sRlg7S47G9k

京都市から近いけれど案外よく知らない亀岡市。私もお話を興味深く拝聴しました。
京都市に移住したいと御相談に来られる方の中にも、よくよく条件をお伺いすると京都市内より近隣自治体の方が合っているかなという方もおられます。
移住は人生の一大事。自分らしい生き方が出来る場所はどこなのか、色々選択肢を広げてじっくり考えていただくのが大切だと思います。



6人目はウェブデザイナーの完山さん。
現在、京都市内のシェアハウスで暮らしているそうです。
京都市の中には家賃がそう高くないエリアもあるので、仕事場用に家を借りて2拠点で生活してみるのも面白いとのこと。
お住まいのシェアハウスはなんと京町家だそうで、和室の居間には居住者の方々がよく集まってごはん会や飲み会が開催されているとか。先日のワールドカップも皆で観戦して盛り上がったそうです。御紹介いただいた写真からはシェアハウスならではの和やかな雰囲気が伝わってきてとても楽しそうでした!
一方で、町家のデメリットはやはり夏の暑さと冬の寒さ。町家は昔ながらの知恵で厳しい気候を和らげる工夫が施されていますが、近年は異常気象のせいか、なかなかそれだけでは耐えきれないようです。
完山さんいわく、気候に抗わず受け入れてしまうのが大事だと悟ったそうです。そうすれば案外何とか耐えられるとのことでした。



7人目は京都移住計画ごはん・おやつ担当の田代さん。看護師の仕事を通じて食の大切さを知ったそうです。本日のイベントでも腕を振るってくださいました!

田代さんは京都の地元ならではのお祭りが好きだそうで、様々なローカルなお祭りを紹介してくださいました。こうしたお祭りの魅力は地元の飲食店などが出店を出していて、その地域ならではのものが味わえること。中にはジビエのお店が出るお祭りもあったりして、多彩で面白いそうです。
地域のお祭りでも意外とふらっと行って参加できるものだそうで、盆踊りの振り付けもそんなには難しくないので思い切って飛び込んでみてほしいとのこと。

田代さんは一度途絶えた盆踊り大会の復活にも携わったそうです。地域コミュニティが比較的しっかりしている京都市でも、このように担い手不足からお祭りや行事の継続が難しくなるケースも見られます。
京都ではマンション住まいなどでご近所とあまり濃く関わらない暮らしも可能ではありますが、せっかくなので地域コミュニティに飛び込んで行って、お祭りなどを中から見る側になってみるのも面白いのではないでしょうか。

8人目は近藤さん。「さらえるキッチン」の発起人です。
近藤さんの御実家は大正末期から続く八百屋さんで、3年前に東京から戻って来て四代目として跡を継いだそうです。生鮮食品を扱う仕事柄、どうしても売れ残る野菜があり、市場でも日々たくさん余り物が出るのを目にしていて、「野菜を売る仕事なのにこんなに野菜を捨ててどうするんだ」と思い、食品ロス問題に取り組むようになったそう。
最初は余った食材をこども食堂などに提供することを考えたそうですが、日々どんな食材が余るのか予測するのは難しく、その日余った食材でうまく献立を考えるのはなかなか腕が要る。また、子どもたちは「水菜の炊いたん」などといった渋い和食にはあまり興味を示してくれないなど、難しさも感じたそうです。
そんな中で佃煮屋さん津乃吉の御主人と出会い、食品ロス問題をみんなで考えつつ、余った食材でもこんなに美味しくなるんだと楽しみながらお食事をいただく「さらえるキッチン」を企画することになったそうで、今回で2回目の開催となるそうです。
野菜の価格が高騰していると言われている一方で、こうして余ってしまっている野菜もあると知っていただき、スーパーなどで売られている見切り品ももっと積極的に買って欲しいとのことでした。



市場やお店のみならず、家庭から出る台所ごみの実に4割が食べ残しなどの食品ロス、しかもその半分は手つかず食材というデータもあり(平成25年度)、食品ロス問題解決への道のりはまだまだ半ばです。
お一人お一人の心掛けなくしては解決できない問題ですので、今回の京都移住茶論に参加なさった皆さまだけでなく、この記事を読んでくださっている方々も、「食材を無駄にしていないかな?」と一度ご自身のキッチンを振り返ってみていただければ幸いです。



最後は佃煮屋さん・津乃吉の御主人である吉田さん。
吉田さんも一度大阪でサラリーマンをしていたそうですが、2011年頃から東山五条の実家に戻り、家業を継いだそうです。
よく分からない添加物は使わない、子どもたちに自信を持って食べさせられるものをお出しする、素材を活かしきる、といったことをモットーにお商売をされているそうです。

今でこそ食品ロスの問題が広く議論されるようになりましたが、吉田さんは以前から当たり前のように取り組んできたことだとおっしゃいます。生産者お一人お一人の顔を見知っているから食材を粗末にできないし、美味しいものだと知っているから素材の旨味を最後まで使い切りたい。
そうして出来上がった佃煮やちりめん山椒などは美味しいと評判で、京都市内のみならず関東の様々な店舗でも取り扱ってもらえているとのことでした。



多彩なメンバーのリレートークを聞いた後は、お待ちかねの御食事の時間です。
余り物で作られたとは思えない見事な料理の数々に歓声が上がっていました。
特に評判だったのは、小ぶりで売り物にならなかったじゃがいもを使って作られたポテトサラダ。なんと祇園祭の山鉾の形に仕上げられています!

また、津乃吉さんの出汁で作ったゴマだれ風味のそうめんも絶品でした。
美味しい食事をいただきながら、移住計画のメンバーや参加者同士で京都情報を交換したり、移住するに当たっての悩みを相談したり、打ち解けた雰囲気の中で楽しく交流することができました。
最後は完食したお皿を持って皆で記念撮影。大盛況のうちに幕を閉じました。



京都市では今後も京都移住計画さんとともに、京都への移住を考えている方、最近京都に移住してきた方のお力になれるよう、京都ならではの暮らしの魅力を伝えられるような楽しいイベントを開催して参ります。
こんなことをテーマにしたイベントをやって欲しい、などの御要望がございましたら、ぜひお問合せフォームなどからお寄せください!

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