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<レポート♪>(12/3)京都の暮らしを体感できる「くらしの箱庭」を開催しました!
2016.12.06
お知らせ
12月3日(土)、「京都駅近(JR京都駅中央口から徒歩5分)なのに、こんなに開放的でクリエイティブな空間があるなんて!」と、誰もが驚く「小林芳三商店」さんで、「京都移住マルシェ『くらしの箱庭』」を開催しました。(お土産つき)
今回は、「いつかは京都で暮らしたい」を応援する「京都移住計画」さん、手仕事を通して暮らしに彩りを添える「京おんなのおけいこマルシェ」の皆さんと、京都市のコラボにより開催!!
食べ物やお飲み物をいただきながら、手仕事の体験から移住者によるリレートークなど、移り住む暮らしの先をぎゅっと詰め込み,京都移住や、小商いに関心がある73名の方にご参加いただきました。
11時から「くらしの箱庭」スタート!
1階とお庭のスペースでは、
東京からUターンした息子が継ぐ八百屋・青果の「西喜商店」さん
京都に移住し焼き菓子と紅茶販売をされる「AURORA SWEET」さん
京都に移住してコーヒー販売をされる「IWASHI COFFEE」さん
京都に移住して週末限定カフェを経験した後、オープンされた「CAFE ポルボロン」さん
京都左京区に移住して野菜だけを使った押し寿司を提供される「VEGESUSHI」さん
舞鶴が発祥の地の万願寺甘とうを串カツにして提供される「万願寺まつり実行委員会」さん
「京都移住計画」さんによるドリンクブースが出店
節気は冬の入り口「小雪(しょうせつ)」でしたが天気は小春日和。
京都の都心にいながらも、とっても心地よい雰囲気の中、皆さん、おいしい食べ物と飲み物をいただきながら、出店者の皆さんに移住についてお聴きしたり、お話したり、有意義な時間を過ごされていました。
2階は、一転して和の設えの中、気になる手仕事を少しずつつまみ食いするように楽しめるおけいこの場。
「羊毛フェルトの食べられない『おにぎり』作り」、
「かわいい糸を使って、自分だけのタッセル作り」、
「木版画 手刷り年賀状作り」、
「和菓子のクリスマスツリー作り」、
「『剣つまみ』でわたし色のヘアピン作り」
といった、暮らしに彩を添える京都ならではの「おけいこ」を楽しまれていました。
トークセッション「移住と小商いの可能性」
11時30分からは中庭のハナレで京都移住計画の田村さん(求人担当)と岸本さん(不動産担当)によるトークセッションが行われました。
トークはお二人のUターン体験談からスタート。
「0」か「1」かの一大決心による移住・起業は避けて、それまでの東京での仕事経験などを生かして「0.5」は安定を、「0.5」はリスクをとるトライアル期間をもちつつ準備を進めてきた移住のノウハウをお話いただきました。
また、京都の特徴として、
・ 東京に比べて家賃が安く固定費用を抑えられるため「小商い」を始めるハードルが低い。不動産を職住一体的に 工夫して活用することで面白い事業ができる事例もある。
・ 東京からのUターンの場合、一旦京都の外に出たことによって新たに見えてくる京都がある。
・ 京都には絶妙なバランスがある。例えば、京都には,大企業の大量生産・大量消費ではない価値観があり、「小商い」を実現しやすい。
などなど、「京都」・「移住」・「小商い」をキーワードにしたトークが交わされました。
リレートーク「小商い実践者の今までとこれから」
15時からは1階スペースで、マルシェ出店者さんにリレートークをしていただきました。
トップは「西喜商店」の近藤貴馬さん。
2015年夏、東京からUターンして八百屋・青果店の跡を継ぎ、十数年ぶりに小売業を再開させるまでの準備と実行のお話や、目利きの優れた三代目の父と四代目のセガレの「これまでとこれから」をお話いただきました。
次は「VEGESUSHI」の中川けいたさん。
2012年12月、「自分で野菜を作って暮らしたい」と移住の下見中に、休憩でたまたま入った左京区の喫茶店で、住まいを紹介され、そのまま移住。
野菜だけを使った押し寿司の「酢」のお話や、パリ、ベルリンなど世界を股にかけた「VEGESUSHI」の「これまでとこれから」もお聴きできました。
ラストは「CAFEポルボロン」の公文咲希さん。カフェ開業を志し、2013年3月に東京都での教員を退職。
京都の旅館で仲居修行後、出身地福岡のカフェで厨房ホールの経験を積み、2015年12月に再び京都に戻って週末限定カフェを経験した後、「CAFEポルボロン」をオープン。
シェアハウス・シェアスペースを利用して人のつながりを大切に準備してこられたお話をお聴きしました。
トークいただいた3人に共通していたキーワードは「『ひと』と『ひと』のつながり」。
京都はコンパクトな盆地で移動が楽。
このため、「ひと」と会いやすく、繋がりやすく、楽しみが増えやすく、仕事が増えるやすいまち、だということ。
また、そうしたところから「顔」の見える,品物とお金の行き先が見える商売が面白くなる。
例えば、この日は、西喜商店さんのおいしい「蕪」が、「CAFEポルボロン」さんでポタージュスープになって、来場者の皆さんのお腹へ。
顔の見える小さな経済が実現していました。
京都市内のいろんな小さなイベントに足繁く通ってみるのも人間関係づくりの秘訣だとか。
そして、いろんなお話をお聴きしてほっこりしている間に、16時閉店の時間になってしまいました。
来場者の皆さんからは、
「これからの暮らし方、働き方を考える参考になりました。」、
「京都の中心部ですごく良い場所。いい天気のもと、ゆっくりと美味しいもの、素敵なものを楽しめて良い時間でした。」、
「また開催してほしい!」などなど、素敵な感想をたくさんいただきました。
ご来場者の皆さん、ありがとうございました。
また、京都移住計画の皆さん、出店者の皆さん、お疲れ様でした。
心地よい時間と、面白くて得がたいトークをありがとうございました。